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■ 事業を継承する(4)

パソコンは苦手、だが人脈情報は引き継ぎたい

事業継承の際のパソコンを使った情報引継ぎは、高齢の方になるほどなかなかお勧めできるものではありません。
先ずパソコンを覚え、キーボードの操作を覚え...と準備すべきことがたくさんあります。
後継者の場合は、現代においてパソコンが苦手といっていられる時代ではないので、イヤでも覚えなければならない世の中になってきました。

パソコンの入力が苦手な人がもっとも陥りやすいのは、考える速さと、入力する速さの違いに直面した時、イライラして、投げ出してしまうことです。入力したいと思っても、実際にパソコンにデータが入力されるまで、かなりの時差がある場合は、やる気をなえさせてしまいますね。


人脈を継承するためには、パソコンが苦手であっても協力は必要です。
それならば、ある程度の作業は、得意な人、得意な物(?)に任せましょう。

自分の人脈を伝えたい現在の社長が、パソコンを苦手としている人ならば、入力する作業からは開放してあげましょう。情報を思い出し、伝えるという仕事に専念していただくためです。

引き継ぐ側の後継者は、まず、引き継ぐ人脈のベースとなるデータがどこにあるかを確認してください。
名刺であったり、顧客管理ソフトであったり、ハガキ印刷ソフトにあるかもしれません。または、エクセルなどの表計算ソフトかもしれません。

「いもづる君.Net」を後継者の方のパソコンにインストールします。
先ほどのデータを、「いもづる君.Net」にインポート(データの取り込み)で入れてください。
すべてのデータが一覧に表示されたら、引継ぎ作業のスタートです。

人脈は連想で思い出す。

だからつながっていく様子を見ながら話す

「いもづる君.Net」の画面の前で、現在の社長が表示されている任意の人から思いつくままに、その人との「出会い」、「誰と仲がいい」、「頼み事をするときは、誰の口ぞえがあればうまく行く」などといった、その人にまつわる関係者を話してもらいます。
後継者は、話に出てきた人たちを「いもづる君.Net」の関係付け機能でどんどんつないでいきます。
一人を思い出すと連想で記憶がよみがえってくる上、伝えたいという気持ちが働いて、より多くの話があふれるように出てくることが多いので、できればテープレコーダを用意して、話の内容を後で改めて入力できるように録音してください。

関係をつないで、2人でつながっていく様子を見ながら話すことが、より多くの人脈情報を掘り起こす起爆剤となります。

この作業は短期間で終えることなく、長い期間を取ってください。
後から思い出してくる情報の方が、重要でかつ本音が聞けるという利点があります。